楓さん、sai さんがナティエの記事を特集したので便乗。
Jean-Marc Nattier 肖像画 その1
ジャン=マルク・ナティエ 肖像画 その2 ディアナ
ジャン=マルク・ナティエ Jean marc nattier その3
ジャン=マルク・ナティエ その4 フランスの王女たち
ジャン=マルク・ナティエ その5 神話の女神
Jean-Marc Nattier style ジャン=マルク・ナティエ スタイル
フェルテ=アンボー侯爵夫人 1740
ジャン=マルク・ナティエ Jean marc nattier
東京富士美術館所蔵
「
ジャン=マルク・ナティエ その5 神話の女神」を読んで、「フェルテ=アンボー侯爵夫人」は、楓さん流の解釈にすると、「悲劇・挽歌を司るムーサのメルポメネーに扮したフェルテ=アンボー侯爵夫人」になると思う。
この解釈は東京富士美術館の解説にはないけれど、たぶん楓さん流解釈があると確信したワタシ。
東京富士美術館の解説に、この「フェルテ=アンボー侯爵夫人」と楓さんがアップしたナティエの描いた母 ジョフラン夫人が対であるとあった。
楓さんは、ジョフラン夫人の肖像画は「ムーサの「英雄詩」と「歴史」を司るクレイオ(クレイオー、クリオ Kleio)を描いたのでは。」と締めくくっている。
マダム・ヴィクトワール 1748
ジャン=マルク・ナティエ Jean marc nattier
ヴェルサイユ宮殿美術館トリアノン
漫画「ヴェルサイユの薔薇」でもお馴染みのマリー・アントワネットの小姑の一人。楓さんの記事「
ジャン=マルク・ナティエ その4 フランスの王女たち」で取り上げているヴィクトワール女王の肖像画と同じなんだけど、顔が違うの。
「
Jean-Marc Nattier 肖像画 その1」を読むと、「ジャン=マルク・ナティエの模倣作品」と思うけれど、模倣という単語が見当たらないので、とりあえずジャン=マルク・ナティエとしてアップ。
ジャン=マルク・ナティエ 模倣作品
After、Studio、MANNER Of Jean marc nattier
「
ジャン=マルク・ナティエ 肖像画 その2 ディアナ」のディアナに扮するポンパドゥール夫人の肖像画に追記されていたのが、after。
「
Jean-Marc Nattier 肖像画 その1」には、Studio、MANNERなど、画家の名前の前につくこの単語があれば、画家本人の作品ではないらしいの。
afterとあるものが、一番原作者(画家本人)の作品と見間違う、あるいはそれを超えちゃったカナっていう作品も。探しているとafterのフランス語はどうやら「d'après」らしいということまで知ったワタシ。
sai さまの記事
Jean-Marc Nattier style ジャン=マルク・ナティエ スタイルsai さま、sai さまの記事は大好きで、毒舌ですがこの方の視点がほんと、人並みではない。天才的だと思うワタシ。
楓さんの記事でも使用している肖像画 ルイーズ・ド・フランス
ジャン=マルク・ナティエ Jean marc nattier
ヴェルサイユ宮殿美術館トリアノン
このルイーズ・ド・フランスの肖像画の模倣作品がありました。
カルボネール・ドゥ・キャニーの肖像(ダンタン公爵夫人)
ジャン=マルク・ナティエの模倣
After Jean marc nattier
カルボネール・ドゥ・キャニーの肖像は、ヘアスタイル、花飾りがルイーズ・ド・フランスの顔と一緒です。首から下は、ソフィー・ド・フランスだし。
楓さんの記事でも使用している肖像画 ソフィー・ド・フランス
ジャン=マルク・ナティエ Jean marc nattier
ヴェルサイユ宮殿美術館トリアノン
このソフィー・ド・フランスの模倣作品はこちらです。
ジャン=マルク・ナティエの模倣(After Jean marc nattier)
花輪をつけている女性(20th の作品)
楓さんは「おかしい。タイトルがおかしいよ〜と思ったのは私だけでしょうか」と疑問に思ったこと、解説や本に載っていないことを記事にする。すごい。
知らないものを探すことって結構難しい。美術書や専門書、やさしい美術解説書にのっていて、誰でも知っている作品を紹介するのと、こういう作品があるはずだとインターネットで検索するのにも、複数の外国語、歴史を知らないと関連していかない。ちょっと勉強しなきゃと思ったワタシ。