Adventures in Wonderland
ワタシヲオノミ

10.02.2012@

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06.25.2011@23:24

フライド・グリーン・トマト(Fried Green Tomatoes 1991)
原作と映画が違うことがある。アニメなんかもそうですけど、漫画の原作と、テレビや映画のアニメ、そして小説版なんか、それぞれ原作者の手から離れたものになっているにもかかわらず、漫画家の方々って、アニメ、おもしろいです!、音楽がいいです!っていう、すっかり子離れした親のよう。


でも、もともと文学作品だったり、小説だったりするものには、隠れた主題があって、それが消えてしまうと、原作者のみならず、周囲が批判的になるものがある。

この映画フライド・グリーン・トマト(Fried Green Tomatoes)は、原作がファニー・フラッグ(Fannie Flagg)の「ホイッスル・ストップ・カフェのフライド・グリーン・トマト」での同性愛が消されている物語。

wikiでは、フェミニスト作家のスージー・ブライトは、ドキュメンタリー映画「セルロイド・クローゼット」の中でこの点について言及とあったけど。(そこまでの映画じゃないよね・・・。)


叔母を訪ねたローズヒル・ホームで、そこに暮らす老女ニニー・スレッドグッド(ジェシカ・タンディ)と出会うエヴリン・カウチ(キャシー・ベイツ)は、チョコレート中毒の専業主婦。

老女ニニーは50年前に黒人やホームレスの人々も出入りできる「ホイッスル・ストップ・カフェ」を開いたルースとイージーの話をはじめます。

ニニーを何度も訪ねて物語を聞くうちに、エヴリンは意欲を取り戻し、夫婦仲もうまくいくようになりはじめ、最後には、ホームを出るエヴリンと一緒に暮らそうとニニーを迎えにいくのです。えー、自分の叔母さんはどうするんだろ・・・、という疑問はうちすて、今から50年前の二人の女性の物語へ。


Idgie and Ruth Love Story Fried Green Tomatoes (FGT)

少年のようなイージーの兄とルースは恋人同士。でも兄が列車にはねられ亡くなってしまう。残された二人は互いを慰めあい親友になります。ルースはその後フランクと結婚します。

Innocence-Idgie and Ruth's Friendship



ピクニックにでかけ、蜂の巣を素手で取ったイージー



結婚したルースを訪ね、右の目の下のあざを発見したイージーは彼女を連れ出す


まだ、フライド・グリーン・トマトへの期待は低下していないんですが、なんかしっくり物語りが進んでいないというか、線が弱いというか、心の琴線が描いていないの?

Fried Green Tomatoes - Idgie and Ruth (Part 2/5)



夫に突き飛ばされ階段下に落ちた身重のルース


現代でも問題になっているドメスティックバイオレンス。夫の暴力に耐えかねているルース。どうして家を出なかったのだろう。

イージーが連れ出してくれなければ、殺されていたかもしれませんね。

この時代の結婚の制度を知らないのでわからないけれど、あまりにも依存して生きている女のような気がするのはワタシだけ?

心が優しいルース。あなたのことをそう思ってみちゃって悪いのだけれど、魅力は外見だけで、弱々しい内面に魅力が見えてこない。このルースが子供を出産。母としての顔もみえてこない。



ルースを連れ帰ったイージーとの他愛ない喧嘩



喧嘩の水が野苺、小麦粉、チョコレートになって大笑い


つかの間の幸福感がここにあるって感じ。ようやくフライド・グリーン・トマトが登場。あの真っ黒こげのハンバーグのようなもの。青いトマトをスライスして揚げるだけなんだけど・・・。

イージーとルースがカフェをオープンすることになるけど・・・。こんなに料理が下手で、料理はルースってことなんだろうけれど、よくカフェを開こうと思ったものです。「ソウル・キッチン」のジノスの料理とおんなじ感覚?

Fried Green Tomatoes - Idgie and Ruth (Part 3/5)

夫フランクが子供に会いたいと言ってきた。そのフランクが突然行方不明になる。イジーが疑われるのだけれど、裁判では無罪に。

Fried Green Tomatoes - Idgie and Ruth (Part 4/5)

こうして裁判が終わったあと、病身のルースは天国へ。

Fried Green Tomatoes - Idgie and Ruth (Part 5/5)



エヴリンとニニー(イージー)


墓所でワタシがイージーと書いた手紙を発見うるエヴリン。

Tomates Verdes Fritos (Final).avi

この物語は料理やレストラン(カフェ)などの職業観の物語ではなく、同性愛、人種差別、クー・クラックス・クラン(KKK)、ドメスティックバイオレンス、殺人、カニバリズムを扱ったもの。

KKKは、アメリカの秘密結社、白人至上主義団体ですが、フランクがその団体に所属していた設定になっているんだけど、あまりにももりだくさんのテーマが多すぎて、どれも薄っぺら。たぶんまとめられなかったんだって思った。50年前の南部アラバマってところで人種差別を強調しただけ・・・。



ルースの新居をみるイージー


原作で扱っていた同性愛が消えているのが映画「フライド・グリーン・トマト」です。消えたこととなっていますが、ルースの結婚にとっても寂しげな顔をしているイージー。ニュアンスでわかる感じなんだけど。

ところでこの映画でのカニバリズムって?という皆さん。なんかここも曖昧なんだけど、結局バーベキューのエピソードが語られる「ソレは特別なソースだから・・・」のところ。

カフェに働いていたのが黒人のシプシーやビッグ・ジョージ。ビック・ジョージがフランクを殺したとイージー。バーベキューのメニューがある「ホイッスル・ストップ・カフェ」で、イージーをフランク殺しの容疑者として疑っていた捜査官。ということは証拠隠滅のほかに、そんな料理を出していたなんて、何だろ、この映画。

それがフランクのお肉ということ。「デリカテッセン」とはまったく違う迫力のなさでした。
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今日は20年くらい前のハッピーエンドの映画の紹介。最近、僕はファンタジックなものが好きになった。(ダークな素材に風刺が効いて、ユーモアがあってこそのファンタジックに限る。)たとえばジュネ&キャロの「デリカテッセン」だ。 Delicatessen(1991) Jeunet &

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