Adventures in Wonderland
ワタシヲオノミ

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06.22.2010@13:15

トリポリの姫君イルゼ

Ilsee Princesse de Tripoli, 1897



2007年のこと。ミュシャの「トリポリの姫君イルゼ」の挿絵画集がスワンギャラリーでオークションにかけられたらしい。

ミュシャの挿絵の「トリポリの姫君イルゼ」の古本。

でも「挿絵画集」ではなくて・・・、

 ロベール・ド・フレールの「トリポリの姫君イルゼ」の挿絵。

挿絵といえばミュシャは「クリオ」、「アダミテ」っていうのがある。

手彩色の「挿絵画集」と違って、紙質も悪く残念な感じなんだけれど・・・。138枚は掲載できないからほんの少しだけで・・・



ロベール・ド・フレール「トリポリの姫君イルゼ」 挿絵 ミュシャ


 
 







どこまでみても、アール・ヌーヴォーなんだけれど、あの英国のウィリアム・モリスの本を思い出してしまう。

ラファエル前派は英国のアール・ヌーヴォーではなかったけれど、花のモチーフなんかがモリスのタペストリーの図案なんか思い出したワタシ。

ラファエル前派、モリスの装飾よりアール・ヌーヴォー、アール・デコが好みだけれど、画家としての作品で考えると、「スラヴ叙事詩」の大作は見事だと思うけれど、ミュシャもラファエル前派もそんなにワタシ好みにはならない。



























第1部から第3部までの挿絵をざっと物語のとおりに並べてみたけれど、これはフランス語。英語版ならわりと読みやすいかも。

各国で出版されていたはずなので、復刻されるといいけれど、手彩色の「挿絵画集」とは全然違う。でも挿絵としての味はあると思うワタシ。

美術館や図書館にも所蔵されているものもあるとおもうけど、美術館所蔵で1枚だけっていうのがある。あれってバラバラになったのかなって、ちょっと残念。

なによりも手彩色の「挿絵画集」はどうなったの?


 
遠国の姫君 ルフェーブル・ユティル社のビスケットのポスター 


  


このサラ・ヴェルナール扮するのが「遠国の姫君」のトリポリのメリザンド。膝下の文字は、サラ直筆で「ルフェーブル・ユティルのビスケットほどに美味しいものを知らないわ。」って書いてあるらしい。

トリポリ伯の娘メリザンドって10世紀頃に実在していたけれど、トリポリという国はアンティオキア公国からの婿を迎えて13世紀くらいまであった国。

「遠国の姫君」 は13世紀のトリポリの王女メリザンドとフランスの騎士ジョフロワの悲恋の伝説らしく、サラ・ベルナールの主演にミュシャは舞台衣装からアクセサリーまで手がけたそう。

この伝説から誕生したのが、 ロベール・ド・フレールの「トリポリの姫君イルゼ」。

1952年のオペラでは、アキテーヌの城に住むジョフレ・リュデルと、トリポリの砦に住む女クレマンスの運命の出会いの「彼方からの愛」っていうのがある。中世の騎士道伝説からっていうけれど、トリポリという国はよほどロマンティックなイメージがあったのかな。



ミュシャのポスター ご存知のサラ・ベルナール


  



ハムレット 1899





ジスモンダ 1895





椿姫 1896 ボストン美術館






ロレンザッチョ 1896





サマリアの女 1897 MoMAにも所蔵されてる。



 



メディア  1898

 
 



トスカ 1899





 リギア 1901





サラ・ベルナール 絵葉書からのリトグラフ
口元を閉じている方です。(歯がみているものも)
ウォーセスター美術館にもある


 
ラ・プリュム サラ・ベルナール 1896

日本でも杉浦非水、藤島武二などがアール・ヌーヴォーの世界を映し出した。藤島武二の「明星」の挿絵はこのミュシャのポスターとそっくり。このサラ・ベルナールもその一枚。

与謝野晶子の「みだれ髪」の表紙も藤島武二だけれど、ワタシあんまり好きじゃなかった。

母の遺品のなかの1冊だったし。昭和一桁の発行年数。


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