Adventures in Wonderland
ワタシヲオノミ

10.02.2012@

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06.07.2010@18:06

ギュスターヴ・モロー イヴ
ギュスターヴ・モローが好きな人は多いみたい。ワタシ、そうでもない。

サロメでも出現はあまり好きではなく、「刺青のサロメ」、その一枚が好き。「ガラテア」に関しては半分切り落としたい。ガラテアの美しい髪に見とれているだけで充分。「アフロディーテ(ヴィーナス)」は好き。

そして今日、ブログ Art de Vivreで記事が更新したのが「ギュスターヴ・モロー 美しきアンドロメダ」だった。3枚のペルセウスとアンドロメダの物語のシーンはどれも美しい。正直「サロメ」より美しいと思ったのが、個人所蔵の1867-69年の作品。この作品を知っていたら、間違いなくワタシが記事にしていたと思う。

これまでモローにあまり好きな作品がなかったというワケは抽象的なものも多いから。それをワタシ、ちょっと学んだ。エボーシュとエチュード。

記事 ギュスターヴ・モロー 未完のようなサロメ そしてエボーシュ

ピアノのレッスンでもエチュード(練習)は、絵画の世界では習作(study)になるのはわかる。エボーシュというのは粗略画らしい。つまりラフみたいなもの?

モローのあまりにも多いエボーシュにワタシ、好きな作品を探せというのも難しくない?そのなかでエボーシュなのかエチュードなのか、作品なのか曖昧なものでもイイかなと思った「イヴ」を取り上げてみた。


 
ギュスターヴ・モロー イヴ  ギュスターブ・モロー美術館



Gustave Moreau - Eve



 
 ギュスターヴ・モロー イヴ  所蔵先不明 (unknown)



Gustave Moreau - Eve unknown Gustave Moreau - Eve unknown



 
 ギュスターヴ・モロー イヴ  1880−85 個人所蔵



Gustave Moreau - Eve


男の悪魔を描いて、次は魔物のような曖昧なものを描いて、そして作品とよべる最後のイヴ(エヴァ)には、女のニンフにみえる悪魔を描いていた。

青い蛇。バーン=ジョーンズは、へリペデスの園の黄金の林檎のみはり役に青い蛇を描いていた。蛇が絡むアスクレピオスの杖は「青銅」の色らしい。そこから「青い蛇」を描くようになったのかな。


 
Gustave Moreau - Eveこの個人所蔵の「イヴ」の髪が「ガラテア」の髪のようにすごく繊細に描かれています。

その髪のうえで悪魔の化身蛇が、イヴに禁断の木の実を口にするようにそそのかします。

モローは、化身の蛇ではなくて悪魔が蛇になりそこなった姿を描いてる。

だって尾だけだものね、蛇の姿は。

最初の2枚はスケッチで習作か下地かになるんだろうけど、ほかの作品より、ずっといい。

この作品は本当に女性らしい体つきで描かれてるけれど、先の二枚はバストのふくらみがなければ男女の性別が難しいくらい。

とくに下半身だけに注目すると、男性的な線に見えます。

あと2枚、エボーシュなのかエチュードなのかわからないけれど、モロー美術館所蔵に「イヴ」ある。それはまったく好きじゃないので。スミマセン。

EVE Gustave Moreau
1880-85 Private collection



解説
イヴはまだ手に禁断の木の実をもったまま。「ガラテア」のような髪と書きましたが、中世以降の「マグダラのマリア」と同じだそうでうす。

娼婦のマリアはイエスによって清められました。清らかなイヴは、これから堕落します。でも、まだ禁断の木の実は口にしていない。

その口にする瞬間まで清らかなイヴをマグダラのマリアを象徴して描いた作品だそう。


 
 Gustave Moreau Salome


  
「刺青のサロメ」が好きだけれど、ほとんどアップされているので、1枚だけアップします。これはまぁ、好きな方かもしれません。

Salome carrying the Head of John the Baptist

ヨハネの首を運ぶサロメ  1885-90
Gustave Moreau
Salome carrying the Head of John the Baptist



モロー作品はこちらから。

XAI ギュスターヴ・モロー「キマイラたち 悪魔的なデカメロン」



サロメはこちら(XAIから引用させていただきました)

ギュスターブ・モロー 6枚のサロメ

ギュスターヴ・モロー 「サロメ」年代不詳
「大皿にのせたバプテスマのヨハネの頭をはこぶサロメ」(個人所蔵)
「サロメの舞踏」 1876年頃 水彩 メナード美術館所蔵
「踊るサロメ」(刺青のサロメ) 1876年頃 モロー美術館
「踊るサロメ」 1886年 水彩 ルーブル美術館
「ヘロデ王の前で踊るサロメ」 1876年 モロー美術館
7枚目追加
「出現」オルセー美術館所蔵



「ギュスターブ・モロー サロメ」

「エチュード(習作) サロメ」(部分)
「ジョン=バプティストの斬首」 / 「サロメ」
「エチュード サロメ/レダ」(部分)
「エチュード ジョン=バプティストの斬首のサロメ」



ギュスターヴ・モロー サロメ

「サロメ」1875年 モロー美術館所蔵
「ヘロデ王の前で踊るサロメ」 1876年 アーマンド・ハマー所蔵
「出現」1876年 水彩 ルーブル美術館所蔵
「出現」1876年 油彩 モロー美術館所蔵
「牢獄のサロメ」東京国立西洋美術館
「サロメ」 年代不詳 モロー美術館
「サロメの舞踏」年代不詳 モロー美術館
「庭園のサロメ」1878 個人蔵




似ている作品はあっても、この3記事とも違うサロメでした。




 Gustave Moreau  Licorne 一角獣(ユニコーン) モロー美術館



Les Licornes




Gustave Moreau  Les Licornes 一角獣(ユニコーン) 個人所蔵




Les Licornes



 
Gustave Moreau  Les Licornes 一角獣(ユニコーン) モロー美術館


 
この一角獣もずいぶんとデッサンやら水彩のエボーシュのような作品がモロー美術館などに所蔵されていますが、いちばんモロー美術館でも一押しの作品をアップします。


The Unicornこの「一角獣(ユニコーン)」は、ギュスターヴ・モローの画集の表紙にもなってる。

顔立ちは、作品化に比べると無造作ですが、まったく目鼻が抽象的なものより見る楽しさがる。

ワタシ、見る楽しさ重視なの。

あとは、「きれい」、「うつくしい」、「奇抜」、「おもしろさ」の順。

あまり残酷なものは削除です。

部屋に飾られるようなものが好き。部屋や自分が喜べるような作品。気持ちが豊かになれる作品。

いくら奇抜なものに関心があっても、首や滴る血が描かれているものは部屋に飾っていい気持ちになるかなっていうのが「好き、嫌い」の基準。

だからかな、未完のものや抽象的なもの、曖昧、下絵が嫌いなのは。

ただいろんな作品記事は拝見します。その人が好きなものだから。



 
Gustave Moreau  Les Licornes 一角獣(ユニコーン) モロー美術館 1885年頃


 

The Unicorn




ユニコーンって知っているけど、あらためてwikiで調べてみたら、とっても獰猛な動物らしいです。処女に抱かれて大人しくなるということは、モローは処女(乙女)を描いているのかな。

ユニコーンを捕まえるには処女に誘惑させるのが秘訣だそうで、モローはこの「誘惑」を描いているんだと思いました。

角には蛇などの毒で汚された水を清める力があるとありましたが、旧訳聖書にも登場し、ユニコーンが実在したと古書から伝えられていますが、本当にいたのかな。

解説
現在クリュニー美術館所蔵のタペストリーは、1882年に「一角獣と婦人」が国家のコレクションになりました。それを意識した作品ですが、サロメ、ヘレネの持っている白い花を手にしているのは「ファム・ファタル」を暗示させているそうでうす。モローは、最後のに紹介した作品では、とくに「レースのような線描のかもしだす装飾美」を追求しているのではないかとありました。


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