香りの高い薔薇といえば、イングリッシュローズ。オールドローズの香りと花形に、四季咲き性をもたせるためにモダンローズと交配させたものですね。
有名な英国のDavid Austin(デビッド・オースチン)が作出したイングリッシュローズには、人名、地名も多くあります。この薔薇は、1967年作出のChianti。花はクリムソン(臙脂色)のカップ咲きからベルベットのようなパープルマルーン(濃赤紫色)のロゼットへ変わります。
ガーネット、ルビーのようなイタリアワインのChianti(キャンティ)のロッソが薔薇の名の由来。
植物交配者権は、「
David Austin Roses Limited(
デビッドオースチン・ローゼズ社)」にあり、デビッド・オースチンは、育種家のほか、多くの著作本も出版されてます。
「David Austin's English Roses」では、古きバラ、そして新しきバラ―イングリッシュローズの創造という章があります。ラ・フランス後のバラを「モダンローズ」、それ以前を「オールドローズ」といいますが、新旧の薔薇の結婚。
誕生したイングリッシュローズの香りは「ミルラ」「オールドローズ」「ティー」「フルーツ」に、「真のバラらしさ」では?
1961年に最初のイングリッシュローズ「Constance Spry(コンスタンス・スプライ)」が誕生。13世紀の十字軍遠征で、ナバル(フランス南西端)のシャンパーニュ候が持ち帰った最古の栽培バラ、ロサ・ガリカ(Rosa gallica)。ガリカ系のエジプト女神Isisの名をもつBell Isis(ベル・イシス)と、フロリバンダの一重咲きのメードのDainty Maid(デンティ・メイド)を交配。それが、このコンスタンス・スプライ。ミルラの香り。ガーデンデザイナーのスプライ女史(1886‐1960)に因んで命名。英国最古の
フラワースクールを開校したことでも有名です。
The David Austin Rose Gardens(デビッドオースチンのバラ園)
mapBowling Green Lane,Albrighton,Wolverhampton
WV7 3HB ENGLAND週7日9:30am - 5:00pm
Tea Shop 9:30am - 4:30pm
E-mail: - plant_centre@davidaustinroses.co.uk
植物センター ボイスメール: ( 01902 ) 376334
問い合わせ: ( 01902 ) 376300 (月曜-金曜-9:30am - 5:00pm)
シュリューベリー(シュルーズベリー)郊外のアルブライトン(Albrighton)に、2エーカーに、5つのガーデン。
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